自分のPDFからパスワードを削除する方法
自分の銀行の明細書や給与明細を開くたびにパスワードを入力するのは、すぐに面倒になります。また、保護されたファイルは、結合、署名、変換の妨げにもなります。パスワードがわかっていれば、外すのは簡単です。わからない場合、パスワードはまさに設計どおりの役割を果たしているのであり、まともなツールで簡単に削除することはできません。このガイドでは、どちらの場合についても、まずどの種類の保護なのかを見分ける方法から説明します。
まず、どの種類のパスワードかを見分ける
PDFのパスワードには2種類あり、動作が異なります。
- 開くためのパスワード:PDFは、何かを表示する前にパスワードを求めます。内容は暗号化されており、読むにはパスワードが必要です。
- 権限パスワードのみ:PDFは普通に開きますが、印刷、テキストのコピー、編集ができません。Adobe Acrobatでは、このようなファイルのタイトルバーに「(SECURED)」と表示されます。このパスワードが制限するのは、読めるかどうかではなく、何ができるかです。
3つ目の可能性もあります。ファイルがまったく開かず、パスワードも求められない場合です。これはたいてい、ロックされているのではなく、ファイルが破損しているか不完全であることを意味します。当サイトの「PDFのロックを解除」ツールはこれを確認し、「パスワードが見つかりませんでした」とお知らせします。その場合は、PDFが開かないときの対処法のガイドをご覧ください。
わかっている開くためのパスワードを削除する
パスワードを使ってファイルを開けるなら、パスワードなしのコピーを保存する方法がいくつかあります。
「PDFのロックを解除」を使う:「PDFのロックを解除」にPDFを追加し、保護に使われているパスワードを入力して、ロックを解除したコピーをダウンロードします。ファイルとパスワードは文書変換サービス提供者に送られ、同提供者はファイルと結果を3時間以内に削除するとしており、パスワードはそのファイルにのみ使われます。パスワードが間違っている場合は、壊れたファイルを返すのではなく、そのことをお知らせします。
Adobe Acrobat Proを使う:有料版をお持ちなら、ファイルを開いて文書のプロパティを表示し、[セキュリティ]タブでセキュリティ方式を[セキュリティなし]に変更します。ファイルに権限パスワードもある場合は、Acrobatがそれも求めます。無料のAcrobat Readerでは、パスワードを削除できません。
新しいPDFに印刷する:パスワードを使ってファイルを開き、[印刷]を選んで、Windowsでは「Microsoft Print to PDF」を、ブラウザーやMacでは「PDFに保存」を選びます。新しいファイルにはパスワードがありません。これはコピーではなく印刷し直したものなので、代償があります。リンク、しおり、フォームフィールド、コメント、添付ファイルはたいてい失われ、ページを画像にしてしまうソフトウェアもあり、そうなるとテキストを検索できなくなります。また、ファイルが印刷を許可している場合にしか使えません。
権限パスワードを削除する
印刷やコピーの制限を正しく解除するには、権限パスワードが必要です。上記のとおり、Acrobat Proではセキュリティ方式を変更するときにそれを求められます。
権限パスワードを持っていない場合、その制限はたいてい、文書を公開した人が意図的に設定したものです。正しい対応は、制限のないコピーや、印刷できる版など必要なものを、その人に依頼することです。当サイトの利用規約では、保護を解除できるのは、所有している、またはロックの解除を許可されたファイルについて、使用する権利のあるパスワードを使う場合に限られています。これは、どのツールを使う場合にも妥当なルールです。
パスワードを忘れた場合
裏口はありません。パスワードは暗号化の鍵を作る仕組みの一部なので、それがなければ、当サイトでも誰でも、内容を復号することはできません。わからないパスワードを「削除できる」とうたうサービスは、パスワードを推測しているのです。よく使われるパスワードの辞書を試し、次にコンピューターの能力が許す限りの速さで、考えられるすべての組み合わせを試します。
推測が通用するのは、短いパスワードやよくあるパスワード、そしてパスワードに関係なく鍵を破れる40ビット暗号化を使った非常に古いファイルに対してです。最新のAES暗号化でファイルを保護している長いパスワードに対しては、見込みはありません。
そうした手段を試す前に、現実的な方法を試しましょう。
- ファイルの出どころを確認する:銀行、携帯電話会社、給与システム、税務署は、生年月日の一部や口座番号など、相手側が保有している情報からパスワードを作って明細書を保護していることがよくあります。ファイルに添えられていたメールや、送信元のヘルプページに、たいていその規則が説明されています。
- 新しいコピーを入手する:多くのポータルサイトでは、同じ文書をもう一度ダウンロードでき、パスワードなしで入手できることもあります。送信元に頼めば、たいてい再送してもらえます。
- 元のファイルを探す:自分でファイルを保護した場合は、保護していない版が、ドキュメントやダウンロードのフォルダー、メールの送信済みアイテム、クラウドストレージのバージョン履歴にまだ残っているかもしれません。パスワードマネージャーにパスワードが保存されていることもあります。
この場合、「PDFのロックを解除」はお役に立てません。正しいパスワードが必要で、パスワードを推測しようとすることは決してないからです。
そもそもロックを解除する理由
便利さのほかによくある理由は、保護されたファイルでは作業ができないことです。「PDF結合」「PDFに署名」「PDFをWordに変換」「PDFをExcelに変換」「PDFを圧縮」など、PDFを読み込む当サイトのツールは、パスワードが必要なファイルを開けません。「PDFに署名」はさらに厳しく、署名したファイルを保存し直す必要があるため、権限パスワードだけであっても、パスワードのあるPDFは受け付けません。
そのため、一般的な手順は次のとおりです。ロックを解除し、変更を加え、文書を保護したままにする必要があれば、最後の手順としてもう一度保護します。その時点で新しいパスワードを選ぶこともできます。
ロックを解除したコピーの扱いに注意する
ロックを解除したPDFには、保護が一切ありません。手に入れた人は誰でも読むことができ、自分のパソコンでの検索結果にも表示されます。次の習慣が役立ちます。
- 明細書や給与明細のロックを解除したコピーを、共有のダウンロードフォルダーや共有のパソコンに置いたままにしないでください。
- ロックを解除したコピーは不要になったら削除し、保護された元のファイルを保管しておきましょう。
- 文書をさらに送る必要がある場合は、先にもう一度保護し、パスワードはファイルとは別に伝えましょう。
まとめ
自分のPDFからパスワードを削除するのは、パスワードがわかっていれば簡単で、わからなければできないはずのものです。ファイルのパスワードの種類を見分け、「PDFのロックを解除」かAcrobatできれいなコピーを作り、リンクやフォームフィールドを失ってもかまわない場合を除いて、PDFへの印刷は避けましょう。パスワードを紛失した場合は、ファイルを作成した人や組織に頼るのがいちばんの近道です。
パスワードがわかっていて、外したいですか?「PDFのロックを解除」をお試しください。
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